★新人教育 『見て覚えろ』はもう古い

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こんにちは!
野球は『虎党』、お酒のつまみは『甘党』の
虎市』です。

部下を預かる立場の上司にとって、部下の育成は悩みの種ですよね。

なかなか仕事を覚えようとしないし、、、

仕事中スマホばかり見てるし、、、

率先して仕事をしようとしないし、、、

など、いろいろ悩みが尽きない方もいらっしゃるかと思います。

だけど、上司であるあなたにも問題があるとしたらどうでしょう?

仕事を部下に教えるときに

『仕事は見て覚えろ!』

そんなことを言ったりしていませんか?


私たちの年代(40歳以上)が若いころは、あたりまえのように言われていました。

だけど、現代の人材育成においては時代錯誤だと感じています。

『仕事を教えることが面倒臭くなった上司の逃げの一言』のように思えるのです。

私の周りにも、このタイプの方が何人かいますが、意外と部下が成長できていないことが多く感じます。

よく観察してみると、このタイプの上司、、、。

仕事を教えず、ほったらかしの人が結構多いのです。

俺の仕事を見て勝手に覚えるだろう』とすら思っていそうなのです。

その結果、何年経っても部下が成長するわけもなく

挙句の果てには、『最近の若い者は、、、』と嘆き、簡単な仕事しか任せようとしないのです。

では、どのように指導していけばいいのでしょうか?

私は、『見て覚えろ!』より『やって覚えろ!』が正解だと思います。

やって覚えさせる為には、まずは簡単な仕事からでも、責任を持って最後までやらせる事が大事だと思います。

私の場合はこんな感じで実際やらせてみました。

  1. 練習期間を設ける(お手本有り)
  2. 練習期間を設ける(お手本無し)
  3. 実践させる

STEP1

はじめは練習として、お手本がある状態で練習をさせてみました。

ここでのポイントは、時間が掛かってもいいので最後まで完成させることです。

これを数回繰り返してください。だんだん慣れてきたら、今度はスピードアップを意識させてあげてください。

これだけでも、0が1になる感覚を味わわせることが出来るので、モチベーションにもつながります。

STEP2

そして、これからが本番です。

いよいよ、自分で考えさせる練習です。

今度はお手本無しで最初から最後まで練習させてみます。

お手本がないので、自分で考える力がつきます。

ここでのポイントもSTEP1と同じで、下手でもいいので最後まで完成させることです。

あと、出来上がったものを、しっかりとチェックしてあげて下さい。

ここでしっかりチェックをしてあげないと、正確な仕事を教えてあげれません。

この段階でしっかりとチェックをして正しい仕事を身に付けさせてください。

このSTEP2はとても重要な過程なので、少し長めに期間をとって下さい。

自分で考えて仕事が出来るようになる過程としては、ここで時間をじっくり掛けても損はありません。

注意)この段階では、まだお客様へ提出するような書類などの作成はさせないようにしてください。まだ荷が重たいと思います。

STEP3

ここまできたら、あとは実践させます。

見積書や書類作成であれば、実際にお客様へ提出するような資料作成などです。

ここでのポイントは、仕事の難易度を見極めることです。

はじめから、難易度の高い仕事をさせないように、現状の能力に合わせた難易度の仕事をさせてください。

簡単な仕事から徐々に難易度をあげていきましょう。

ここでの重要なポイントも最後まで完成させることです。

STEP2までと違うところは、実践なので『責任』が伴うことです。

責任』をもって、最後までやり遂げることをしっかり意識させて下さい。

ここまできたら、『仕事の精度』を教えるのではなく、『責任』についてしっかり教えてあげて下さい。

おわりに

STEP1からSTEP3までの過程で『仕事の精度』と『責任』を学ばせることが出来ると思います。

この2つが学べればあとは応用なので、上級の仕事が出来るようになるまでには、そんなに時間はかからないと思います。

ここまでの過程をみると新人さんの教育って

子供が補助輪を外して自転車の練習をするのと似ていませんか?

はじめは後ろから押してあげて、バランス感覚が身についてきたら手を放す。あの間隔でいいのだと思います。

これが、『見て覚えろ』とは全く違った教育になると思います。

『見て覚えろ!』から『やって覚えろ!』を実践してみてはいかがでしょうか?

きっと『見て覚える』よりも早い速度で成長してくれると思いますよ。

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